定年マジカ?のブログ

日々思うこと、愚痴、志、悟りを語り共有する。

転売ビジネスと終身雇用制度

WBCワールドベースボールクラシックが始まった。初日の朝から東京ドームに長い列、これは開催記念グッズを購入希望者の列だそうだ。早速、その晩にはネット上にグッズの転売が高額な値段付けて出てるらしい。そう、転売ビジネスだ。最近はこんなのばっかり、30年の前のスポーツカーが800~1000万円。おととしは東京オリンピックオフィシャルグッズが高額販売されてた。でもこう言うのってバブルのころの土地ころがしと同じ。さらに言えばダフ屋のやってることと同じ。なんだかな~、、。
なんでこんなんことばっかりやるようになったんだろう?そりゃあそうなるよね、だって今は古い日本のやり方の「真面目にコツコツ定年まで地道にやっていれば給料もあがる」が否定されて給料は上がらない。「良い暮らしをしたかったら欧米型のスキルアップや投資などでキャピタルゲインで儲けるべき」なんてことがもてはやされてる。手っ取り早く金儲けしないと先が見えない時代。こんなんでいいのか?

みんなお金がないって言うけど、、、。

久々の更新です。いろいろ忙しくてなかなか書けませんでした。
今、物価は高いし給料は増えないし、生活が苦しいっていう人が多いけど、いわせりゃ当たり前。だってみんなしょっちゅう外食するわ、いらないものなのにネットでプチって買っちゃうし、イベントあれば家族そろって出かけるし、その全員でまた外食するし、いらん土産物買うし。居酒屋に子供連れで行くし。昭和に生まれた僕には理解できない。昔は「子供がまだ小さいから我慢」とか、「若いころ十分遊んだからこれからは節約して堅実に生きる」
そんな会話が当たり前だった。アルファードが昔のカローラみたいにいっぱい走ってるなんておかしいでしょ。

まんまと他国にやられてるね。

日本文化は日本人が発展するために最も適した形で発展してきた。でも「日本の慣例は古い、国際社会に通用しない。世界と競争できない。外国から見たら不公平だ。」とか言われてどんどんその良さを消してきた。例えば「系列」。そんなものにとらわれていないでもっと調達コストの安い取引先に変えるべきとか言われてやめてしまった。でもね、付き合いの深い系列会社だからこそ、ここぞという時に無理を聞いてくれるのでは?難しい課題でも長い付き合いだから時間を惜しまず協力してくれたのでは?徹夜してでもなんとか要望に応えたいという心意気があったのでは?コストだってお互いがWINWINになるところで良い加減で落ち着かせていた。そんなところから優れた.日本製のものが世界に認められてきた。
それが今じゃコストの最も安い取引先を世界中から探せ、そうじゃないと競争に勝ち残れない。過去の付き合いなどとぬるいことは言ってられない。世界で戦うには世界と同じ戦い方をするべき、と。これじゃあ日本の良さがなくなって当然。できたものは他国のものと同じ、違いはコスト、でコストじゃ途上国を中心とした他国に勝てない。だから家電にしたって、半導体にしたって、鉄鋼にしたって、造船にしたって、みんな日本メーカーは弱体化した。農産物だってそう、「工業製品を輸出するなら農産物を輸入しないと公平ではない」とか言われて海外から大量の農産物を輸入しているが、おかげで儲からない日本の農業は従事者がどんどん減って、田畑も休耕地が増えている。輸出する工業製品が減ってきているのに輸入する農産物は増えるばかりだ。そして輸入に頼るので国内需給率が極めて低くなってしまった。もし、何らかの理由で輸入が止まったらたちまち日本は食糧不足になる。とっても不安定な状況なんだね、日本は今。